2013年9月5日木曜日

国内:ボランティア体験談(東北その12)

【ボランティア体験談 @東北 2013.08.26-27】
投稿者:西川 直哉(学生)/ ハビタット・ジャパンが岩手で行う復興支援活動に参加
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こんにちは!ハビタット・ジャパン学生支部、関西学院大学上ヶ原ハビタット二回生の西川直哉です。今回、私たちは13名で大船渡でのボランティア活動、スタディーツアーに参加しました。

8月26日、大阪からのバス旅で昼頃、大船渡に到着しました。お昼ご飯を食べて、ハビタットスタッフの徳地さんと板沢さんによるオリエンテーションを終え、一日目はスタディ-ツア-をしていただきました。今まで宮城県には、ボランティアで何回か行ったことがあるのですが、大船渡市、陸前高田市には初めて訪れ、被災の様子を目の当たりにしました。地盤沈下によって、海面が陸上と同じような高さであるところをみてとても驚きましたし、陸前高田市にあったマンションの四階部分まで被災の跡が残っていて、「あんな高いところまで」と改めて津波の恐ろしさを思い知らされました。

そして、大船渡市にある「潮目」という津波資料館を訪れました。この津波資料館は、片山我一良さんという方が震災の被害の大きさを伝えていきたいという思いから、“がれき”から作られたそうで、中には被災前、被災後の写真などがあり、東日本大震災の被害の大きさがよくわかりました。片山さんの街づくりに関するお話も聞くことができ、本当に的を得ているなあと思いましたし、自分たちにもできることがたくさんあるんだと感じました。またこの津波資料館の中には、アスレチックのようなスペースもあり、我一さん(わいちさんと呼ばれているらしい)の発想豊かな建物になっているので、大船渡に訪れた際には是非行ってみてください!日本の音風景100選に選ばれている大船渡の観光名所である「雷岩」にも訪れました。目の前には広大な海が広がっていてほんっっとに景色がきれいでした!

一日目の夕食は、大船渡市にある「屋台村」に行きました。プレハブの料理屋さんがたくさん集まっていて、真ん中には外で食べるスペースもありました。ぼくは、お寿司を食べたのですが、今まで食べた中で一番美味しかったんじゃないかなと思います。僕はタコに感動しました!!また、先ほど登場しました「わいちさん」も来ていて、僕たちにホヤや焼き鳥などをご馳走してくださり、地元の人たちの「あったかさ」をすごく感じました。ありがとうございました!

二日目は、ツリーハウスプロジェクトの活動に参加しました。このツリーハウスは、末崎地区にある末崎城跡に建てるのですが、地元の人のここの歴史を知ってもらいたいというような思いや、遊べるような観光地を作りたいという思いからこのプロジェクトは始まりました。僕たちはそのツリーハウスに必要な木材を運んだり、防腐剤を塗る作業をしたのですが、想像以上に木材を運ぶのはしんどくて、体力の衰えを感じました(泣)。ですが、みんなと一緒に楽しく出来ました。いつか、ツリーハウスができて、この場所にたくさんの人が訪れてくれればなと思いました。

この二日間の活動で、がれきがまだ残っている場所や、被災したあとが残っている場所などを見て、やはり復興にはまだまだ時間がかかると思いました。しかし、工事をしている車もたくさん見かけましたし、「わいちさん」のお話、街を活性化させようというツリーハウスプロジェクトの取り組みなど、少しずつではありますが、復興へと進んでいるのではないでしょうか。そんな中で僕たちのような学生にもたくさんできることがあると思います。これから自分たちに何ができるかをしっかり考えて、行動していきたいと思います!

最後に、現地でお世話になりました徳地さんと板沢さん、派遣まで現地スタッフと連絡をとって頂いた小倉さん、ハビタット・ジャパンの方々、本当にありがとうございました!!!

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