【東北スタッフ便り 2013.12.18】
こんにちは。大船渡の徳地です。セルフ・ビルド支援の進捗、週に一度更新していく予定でしたが、先週はさぼってしまいました。すみません。そこで、今日は2週分の進捗を一挙に公開していきます。
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【WEEK7:1202-1208】土台の据え付け
先先々週の工場詰めの一週間が過ぎ、先々週はそれら工場で加工したものを現場に持ってきて、いよいよ取り付けです。まずは土台の据え付けを行いました。
基礎を作った際に埋め込んだアンカーボルトなどの位置を図りながら、土台のほうに穴をあけて行きます。この作業をへてやっと土台は基礎の上にちゃんとのり、そしてずれなくなります。施主の佐藤さん(仮名)の大工の腕は三十年前のもと。ちょっと忘れていたり、間違えたり、そしてそれを修正しながら作業していきます。時には工期などのストレスから佐藤さんの顔が日に日に険しくなっていくのを必死にフォローをしたり、ああ、この仕事は大工の見習いでもなく、関係者間のただの調整役でもなく、ボランティアを受け入れているだけでもなく、本当に、深く深く一人の人と関わり、向かい合う支援だと、改めて考え直したりしています。
週末には、日本ヒルティ株式会社の社長含め、社員総勢16名が、ボランティアをしに、はるばる大船渡まで来てくれました。主な作業は、玄関脇にあるポーチの基礎工事と、その土台のお手伝い!(そしてなんとお隣の南区公民館の壊れていた床板の修繕も行いました!!!感謝!)
とまあ、土台が無事に据え付けられたら、いよいよ棟上げです!!
【WEEK8:1209-1215】棟上げ
棟上げは今まで地面に這いつくばっていた作業から一
点、いままで刻んでいたものを一気に組み立てることを指します。この作業ばかりは高所の作業や重くて長い材料を大量に運ばなきゃいけないということで、クレーンを使用。本職の大工さん3人に来てもらいました!
柱を建てて、梁を渡し、金具で固定。これを順序良くやって行きます。この順序良くが結構難しくて(たぶん、担当していた大工さんはスイスイとやっていましたが。。)、順序を間違えると予定していた方向に組めなかったり、二度手間になったり。そして、徐々に家らしくなっていくのでした。
一気に組み立てると言っても、一気には組みあがらないので、大工さんが帰ったあとも、佐藤さんとスタッフとでちまちまと金具を取り付けていったり、残った梁を組んだりしていました。
そして、先週末にはまた二名ボランティアさんが参加。人数はすくなかったものの、とても大事な鋼製束の設置作業を行っていただきました。これは根太を支えるためのもので、根太が床を支えます!これがきちんと行われないと、数年後には床が「かふがふ」してしまうかもしれません。(注:がふがふはここの言葉でゆるゆる、ぶかぶかと類似した意味です。)
また、徳地は家の枠を組むという行為を棟上げと勘違いしていましたが、実は垂木が上がるのが棟上げといいます。実際、垂木を苦労してあげたら、屋根の形が現れ、ぐっと家を作っているという実感がわいてきました。15日は大安の日。この日に略式ですが棟上げ式を行い、餅はまきませんでしたが、BBQを行いました。その後は、神主さんが来て、祈祷を行いました。
とても寒い日だったので、施主の佐藤さんが思わず神主さんに「寒いから短めにお願い!」と注文を付けていました!この辺も地元ならではだな、とその言葉を聞いていたスタッフとボランティアさんは笑っていました。
今後は細かい作業が続き、やってもやっても終わらない錯覚に陥るそうです。が、佐藤さん、またお手伝いに来てくださる地元住民の方、ボランティアの方、これからも力を合わせ、完成に向けて頑張りましょう!!
◆セルフ・ビルド支援 バックナンバー
2013.12.06 セルフ・ビルド支援 2 (11月25日-12月1日)
2013.11.26 セルフ・ビルド支援 1(10月13日-11月24日)
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