【東北スタッフ便り 2013.06.07】
ハビタット・ジャパン、大船渡スタッフの徳地です。今日は5月25日・26日にボランティアのみなさんと行った、同市内の末崎城跡の整備についてご報告。
もともと末崎城は江戸初期の伊達藩、家臣葛西氏の出城でしたが、豊臣秀吉の奥州仕置で落城、現在は本丸、二の丸の形と堀跡のみが残っています。しかし、木々が生い茂っているため、誰も辿りつけない状況でした。地元の人たちは、この城跡の整備を街づくり、地域復興の要として位置付けています。地主の了解を得て、城跡とその周辺を整備後、子供たちの遊び場になるような公園をつくり、そして最終的にはお城の再建を目指しています。
今回の活動は復興計画の最初にあたる整備活動。地元の方たちと協力し、チェーンソーや草刈り機で開墾して残った大量の枝や竹などを所定の場所に処分し、きれいにすることができました。切ってある木や竹を運ぶという作業は、予想以上に重労働。木の幹などの重いものを持ち上げるときは、二人がかりで号令をかけ合って行いました。冗談を言い合い笑顔で作業をしていたものの、少しすると肩で息をするように。終わったころには筋肉痛が感じられるまでになりました。
参加した方は額に汗をにじませて「必ず帰ってきたい。帰ってきて自分が手伝った城跡公園を見てみたい」と再訪を約束。今後もハビタット・ジャパンは、この末埼城跡の整備活動に参加していく予定です。
緊急支援から復興街づくりへ。支援は復興へとフェーズが変わってきています。その中でハビタット・ジャパンは地域の自立支援に寄り添った支援を継続してまいります。
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