投稿者:佐藤亮(関西学院上ヶ原ハビタット) / ベンチ制作+お祭り参加
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こんにちは!関西学院上ヶ原ハビタット、企画担当の3回生の佐藤亮と申します。
このたび、5月17・18日に宮城県にて、上ハビ の東北スタディーツアーを行なってきましたので報告させていただきます!
今回、スタツアを行なうに至ったのは、東日本大震災の発生から2年がたった中で、上ハビメンバーから、「1度は東北に行きたいけど、行くキッカケがあれば」という声が多く聞かれていたことが大きな理由でした。そういった中で、上ハビとしてまとまった形で東北派遣ができないか、とオフィスのスタッフの方に相談させていただき、今回の企画に至りました。
メンバーは、2回生19名・3回生6名の計25名のメンバーが集まり、そのうち大半が東北へ訪れるのは、震災以降はじめて、というチームとなりました。また、実際に現地に行くまでの間に、みんなで東北について考えよう、というところから、事前にも複数回ミーティングを行ない、ワークショップを通して議論を交わしたり、グループに分かれて勉強会を行うなどをしました。
実際の現地での活動についてですが、まず1日目は、被災箇所やハビタットが支援を行った場所を見てまわりました。名取市閖上地区、小塚原南集会所、東松島市の野蒜地区、石巻市といった地域でした。各箇所において、宮城スタッフの話を聞きながら、以前どのような状態だったのか、あるいは震災発生当初の状況等を知り、そういった中で今があることを通して、様々な気づきを得ることができました。夜には、宿泊先の野蒜小学校に語り部さんにお越しいただき、震災時のお話や、復興について、あるいは自分たちに対してのメッセージをお話しいただくという貴重な時間を過ごしました。また、ハビタットスタッフから、ハビタットの支援・取り組みについてのプレゼンがあり、自分たちが学生支部として取り組んでいるハビタットの活動について、改めて学ぶ機会となりました。
その後、1日を通して感じたこと・気づいたことを全員でシェアするミーティングを行いました。
2日目は2箇所に分かれて、活動しました。女川町の仮設住居におけるベンチ作製と出島におけるお祭りのお手伝いをさせていただきました。ベンチ作製は、はじめにスタッフから説明を受けた後、電動ドリル等を用いたりしながら、慣れないながらも、耐久性の強いベンチを目指して作業しました。また、そこで住まわれている方、子供たちと一緒になって作業を行いました。みんなが笑顔で、いろんな話をしながら楽しく作業をすることができました!
2日目は2箇所に分かれて、活動しました。女川町の仮設住居におけるベンチ作製と出島におけるお祭りのお手伝いをさせていただきました。ベンチ作製は、はじめにスタッフから説明を受けた後、電動ドリル等を用いたりしながら、慣れないながらも、耐久性の強いベンチを目指して作業しました。また、そこで住まわれている方、子供たちと一緒になって作業を行いました。みんなが笑顔で、いろんな話をしながら楽しく作業をすることができました!
出島では、神輿担ぎと、来客に振る舞われる海産物を焼く作業のお手伝いをしました。神輿は、島の高台に八雲神社におかれているものです。昨年は担ぎ手が少なく、神輿を浜まで降ろすのをあきらめたそうですが、今年は、地元の方をはじめ、復興工事の作業員の方や自分たちボランティアが加わり3年ぶりに浜に神輿を下すことができたそうです。みんなで神輿を担ぎながら、地元の方と話しながら、受け継がれるべき伝統行事に触れることができました。
今回のスタツアのテーマは、「今、東北に対して自分たちのできることを考えよう」というものでした。
初めての東北でも、経験者でも、震災から2年以上が経過した「今」を見て、あるいは、実際にお手伝いをさせてもらったり、そこで出会った人との交流のなかから、何か学生の自分たちにもできること、自分たちだからこそできることを考えて、これからも東北に対して目を向け続けなければいけないんじゃないかな、と思います。
初めての東北でも、経験者でも、震災から2年以上が経過した「今」を見て、あるいは、実際にお手伝いをさせてもらったり、そこで出会った人との交流のなかから、何か学生の自分たちにもできること、自分たちだからこそできることを考えて、これからも東北に対して目を向け続けなければいけないんじゃないかな、と思います。
東北の復旧・復興に対する「意識の風化」というものが言われ続けています。自分たちが見てきた東北の「今」は、もちろん変わってきたこともあれば、何も変わっていないこともあったわけで、だからこそ、これからも何か自分たちにできる範囲で協力していかなければならないと思います。
スタツアチームとしては、事後活動として6月29日に街頭募金を行い、ハビタットジャパンに送金させていただきます。東北に対して街頭に立つことで、自分たちが見てきたこと、感じたことを道行く人に伝えることで、少しでも多くの人が、意識を向けてくれればと思います。そして、今後も、上ハビとして、あるいは1人の学生として、少しでも何かできることを考え、行なっていければと思います。