【東北スタッフ便り 2013.10.16】
こんにちは。宮城事務所の大谷です。
企業による社会貢献活動の一環として、昨年6月頃、宮城県の活動に5名の社員を派遣してくださった株式会社アルファー食品(島根県出雲市)さまから、今年も非常食アルファ化米などの米飯類の食品をボランティアベースにご寄付いただきました。
ボランティアベースとは、ハビタットがボランティアと共に活動を行う際にボランティアさんに宿泊頂いているボランティア活動の拠点です。津波で被災した東松島市野蒜地区にある元小学校の校舎を利用していますが、歩いて行ける範囲には食堂が一店舗あるのみです。そのため、食事は基本外でとるか、レトルト食品をベースでとるかといった環境です。今回ご寄附いただいたお米は、悪天候により外出できない際などの非常時における食事として活用させていただきます。
震災から2年半が経経過した今、被災地では支援団体やボランティアの数が減って来ているのが現状ですが、被災地の人々の自立を草の根レベルで促すこと、被災地の現状を知ってもらい、震災の風化をくい止めるためにも、ボランティアの存在は地元の人から必要とされています。ボランティアの活動を後押しすることで、復興支援を継続的にご支援くださるアルファー食品さまに感謝し、ここに今回のご寄付をご報告させていただきました。アルファー食品さま、ご支援ありがとうございました!!
■株式会社アルファー食品 藤井明道さんのコメント
「昨年当社より5名の社員がハビタット・ジャパン様のご協力を得て、東北支援ボランティア活動に参加させて頂きました。現地に赴き、我々がまず感じたことは、震災から1年経過したにも関わらずまだまだ復興への道のりは遠く、明らかな「人手不足」でした。これら想像以上の現実を見せつけられたことにより、直後のボランティア作業がいかに微力なものであるのか痛感させられました。しかしながらこれら微力の断続的積み重ねこそ、復興を具現化する唯一の術であることも同時に理解致しました。今後も東北復興への一端を担えるよう、微力ながら力になれればと思います」
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