2016年7月1日金曜日

今できること: 熊本地震写真展開催

ハビタット・ジャパンの学生支部(キャンパスチャプター)が活動する関西学院大学三田キャンパスで、熊本地震の被災地をうつした写真展が開催されました。写真展開催を企画したのは、キャンパスチャプターEco-Habitat関西学院に所属する石川さん。石川さんは震災から1ヵ月が経過した5月末の週末を利用して、ハビタットが支援に取り組む西原村でボランティア活動に参加しました。2日という限られた時間は貴重な経験になったと語る一方、もっと何かできないか、そんな思いから写真展を開催したと話します。石川さんが寄せてくださった写真展開催への思い、写真展の様子をご覧ください。

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 目的:キャンパスの学生だけでなく、自分たちも熊本地震に対して考える機会を作る
 開催期間:201662412:402016630日               
開催場所: 関西学院神戸三田キャンパス 

528日から29日にかけてハビタットが呼びかけた西原村での短期ボランティアに参加しました。緊急支援としてのボランティア活動には参加したことがなかったので、被災した直後の被災地を訪れ、そこで活動できたことはとても貴重な経験になったと思います。 (5/28-29で行ったボランティア活動の様子はこちら

  ですが、二日間の間で自分にできたことは限られていたように感じました。避難所での生活を余儀なくされている方々、身寄りがなく被災した家の片づけをしなければいけない方々とお話をし、住宅再建に関する広報物をお渡ししても、何か直接的な支援ができないもどかしさのようなものを覚えた自分がいました。その感情からか活動を終え、関西に戻ってから、今の自分に何ができるのかを考えました。そして、活動中、避難所での生活の大変さや支援物資の多さなど、直接目で見て感じることが多かったので、熊本地震で被害を受けた被災地の現状に触れることができる機会を作りたいと、今回の写真展を開催することに決めました。

  写真展には熊本でのボランティアに参加された学生や、九州出身の学校の職員、阪神淡路大震災を経験された市役所の方が来てくださいました。足を運んでくれた総合政策学部の水田さんは「僕自身も、6月に益城町の方へボランティアをしに行かせてもらい、そこで継続的支援の難しさを痛感しました。写真展では、実際に現地に行ってない方でも、現地の当時の様子や、自分に何が出来るかを考えさせられる内容だったと思いました。僕自身の中でも、継続的支援の中に写真展を開催することも、含まれているように感じ、ぜひ、今後も自分の力が支援に繋がる活動であるなら積極的に参加してみたいと感じました」と語ってくれました。

益城町と比べると、活動した西原村はニュースで取り上げられることが少ないように思います。この写真展開催が熊本地震に対して、また西原村に対して一人でも多くの方に関心を持つきっかけになっていただけたのであれば幸いです。最後に、準備期間も短い中でしたが、エコハビのメンバーからのご協力もあって、写真展を開催、そして終えることができて嬉しく思っています。ご来場して頂いた方々、並びに、運営を手伝っていただいた方々本当にありがとうございました。



2016年6月6日月曜日

熊本の被災地から: 若者への期待


5月28日から29日にかけての週末、ハビタット・ジャパンの学生支部に所属するメンバーを中心に、ハビタットが支援を続ける西原村で総勢14名がボランティア活動にあたりました。OBOGにも参加を呼びかけたところ、関西学院大学上ヶ原ハビタットを卒業された張谷さんも活動に参加してくださいました。今回の活動にあたり感じた事、そして現在全国で活動するキャンパスチャプターに所属する学生への思いを次の通りレポートにまとめてくださいました。
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今回のボランティア活動には、友人の紹介で参加を決めました。連日報道される被災地の様子などを見て、自分にも何か出来ないか日々悶々としている頃に友人からの紹介がありました。

雨天のため、当初想像していた瓦礫の除去などの活動とは異なり、西原村にある数ヶ所の避難所を尋ね、情報の伝達を行うなどといったお手伝いをさせていただきました。実際に避難所に伺うことで、物資にしても何が必要で何が足りているか、そして、ボランティアに今後期待することは何か知ることが出来たと思います。


あくまで避難所での活動ですが、そこで生活されている方々(とりわけ子供やお年寄り)とコミュニケーションを取ることができました。役所の方によると、我々の様に外部から来た人間との交流は被災された方々にとって刺激になるといいます。また以前、東北でのボランティア活動で伺った話ですが、子供が笑顔になると大人は安心するそうです。例えば子供にお風呂掃除を手伝って貰い、一緒に作業することを通して交流を深めたい。子供や若者の力で、被災地を活気づける活動が、今求められているように感じました。


どんな活動を通して交流したいか、そして被災地を元気づけることができるのか。今まさに沢山の経験をしているキャンパスチャプターの方々にアイデアを出して貰えたらと思います。2日間を共にしたキャンパスチャプターの方々は自分の意見や考えがあり、自主性を持って活動されていました。活動を通して吸収した多くのことを外部に発信して欲しい。アイデアを形にして実行し、それを外部に発信する。そうしてボランティア活動に継続して携わることが、復興への一助となると思います。


※右上、ハビタット・スタッフ(女性2名)のお隣にいるのが張谷さん
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張谷さん、レポートありがとうございました。張谷さんと活動を共にした関西学院大学、Eco-Habitat関西学院のメンバーは、キャンパスに戻り、熊本で見たことを伝えるために写真展の開催を決めました。ハビタットは熊本支援にあたる期間、引き続き学生支部のメンバーを中心に、ボランティアと共に被災地での支援に取り組んでまいります。

◆5月28日-29日の活動報告はこちら

2016年6月1日水曜日

熊本での活動~他者に寄り添う心~

こんにちは。ハビタット・ジャパンでインターンを務める村田です。5月21日から22日にかけての週末、立教大学eddyに所属し、ハビタット・ジャパンでインターンを務める米田君が、就職活動の合間を縫い、被災地でのボランティア活動に参加してくれました。そんな米田君に被災地での活動、そして感じた思いなど、お話を伺いました。


「何かお困りのことはありますか」 ハビタット・ジャパンが運営をサポートする西原村災害ボランティアセンターのパンフレットを手に、一軒ずつ被災されたお宅を回り、ニーズ調査を行うこと、そして情報提供を行うことが主な役割でした。お宅を回る中で、その場で困っている方がいれば、ゴミ出しや家財の搬出などのお手伝いも行ったそうです。※21日-22日の詳しい活動報告はこちら

「自分自身、子供のころ新潟中越沖地震で被災した経験があります。地元が被災した中で、復興を目指しボランティア活動にいそしむ父の背中を見てきました。だからこそ、熊本地震の被災地で、自分に何かできるのであれば力になりたいと思った」参加した理由を、米田君はこう話してくれました。

今までもキャンパスチャプターの活動を通してさまざまなボランティア活動に取り組んできた米田君ですが、今回の活動では、被災されたご家族のニーズに直接応えるボランティア活動ではなく、住民のニーズを聞き取ることでボランティアを派遣するためのお手伝いをすることができたと話します。住民のニーズをボランティアとマッチングさせるボランティアセンターが担う役割、その苦労を知ることができたと共に、米田君にとっては、ある種のもどかしさを感じる機会にもなりました。

支援を求める住民、支援に手を差し出すボランティア、そしてニーズをマッチングさせるボランティアセンター。被災地では限られた人員、そして日々変わりいくニーズに、住民の方が求める支援を十分に届けることができていないのでは、という思いを抱いたそうです。
何をどこまでボランティアに任せていいのか、不安に感じる住民。限られた人員でニーズ把握に取り組むボランティアセンターのスタッフ。マッチングが合わず帰らざるを得なかったボランティア。ボランティアセンターでのお手伝いを通して、こういった現状があることを知れたと言います。


また、「建築士などの専門家に自分の住宅の被害状況をきちんと鑑定して欲しい。」そう声を漏らす住民を目の当たりにし、無力感も感じた米田君。しかし、「役に立ちたい、復興に向けて共に力を合わせたい」そういった気持ちを見せることで、被災した方に寄り添うことができたと話してくれました。

「今まではボランティアを行う立場だったが今回の経験を通して、様々なアクターの気持ちに気づくことができた」そう話す米田君は、将来、支援を必要とする場において、様々な立場の人が100%の力を発揮していける関係を構築できる人材になりたいと、希望を語ってくれました。


ハビタット・ジャパンでは、若者のボランティア活動を通して、社会に貢献できる人材の育成を目指しています。

2016年5月31日火曜日

熊本での活動 ~ボランティアを支えるということ~

こんにちは。ハビタットで広報インターンを務める村田です。熊本県や大分県などの地域を度重なる大地震が襲ってから、1ヵ月が経過しました。ハビタットは熊本県阿蘇郡西原村災害ボランティアセンターでの運営サポートに加え、学生支部のメンバーを中心に若者が被災地でボランティア活動を行えるようサポートし、住民に生活、そして住宅再建に関わる情報提供を行っています。学生支部の一つ、武蔵大学A't に所属する4年生、室田さんは、長期ボランティアとして、5月13日~19日に西原村で支援活動にあたりました。そのときに感じたことや、伝えたい想いを以下にまとめています。是非ご覧ください。
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みなさんはボランティアをしようと思った時、何を一番に思うでしょうか?

「限られた時間を有効活用したい」「私たちだからこそできることを最大限してあげたい」「私たちは現地に何を残すことができるか」このような言葉を、これまでの様々な活動を通して仲間の口から何度も聞きました。このように考えることは、ボランティアをする上ではごく当たり前であり、大切なことだと思います。そして私自身も幾度となく感じてきたことでもあります。しかしその一方で、そのような思いが強すぎてもいけないのだということを私は今回の経験を通して痛感しました。就職活動中の身である私にとって今回のボランティア活動に際し、長期で現地に入ることは大きな賭けでしたが、行かなくて後悔することだけはしたくないと思い募集がかかってすぐに行くことにしました。現地で過ごした1週間はめまぐるしく過ぎていき、一日を振り返る余裕すらありませんでした。しかし、チームとしてではなく個人として沢山のことを考え、吸収することができたことはなかなかできない経験であり、今も強く私の中で生きています。

まず一番に伝えたいことは、現状を理解してボランティアセンターなどの運営ができる人があまりにも少ないということです。そのような人が被災者のニーズをくみ上げてボランティアに訪れる人々をある意味で「ご案内」する体制が整えなければ、支援は全く進んでいきません。つまり、短期でボランティアを行いたい人はしっかりと自分たちの情報を伝え、ルールや状況を把握し、スムーズに「ご案内」してもらえるようにしなければなりません。そしてこのように運営している人がいなければ何も出来ないということを理解しなければならないのです。時には人手は足りないのに、上手く作業を振ることができず午前中でやることがなくなってしまう人もいます。そういうときに、先ほどあげたような思いを強く持っていればいるほど、「なぜもっとやらせてくれないのか」「もしかしたらボランティアは足りているのかも」と思いがちです。

最後に。あれほどまでに人々の温かさが集まってできた空間で過ごせることは後にも先にもないように思います。とても人生において素敵な時間をありがとうございました。

2016年4月9日土曜日

「Osaka Walk」:大阪市内を練り歩く若者たちは、一体何者?


4月2日、約4カ月にわたり若者が主役となり取り組む「Habitat Young Leaders Build(HYLB)」が閉幕しました。関西の学生支部(キャンパスチャプター)ではHYLB閉幕イベントとして、3月27日にチャリティウォークを企画・開催しました。このチャリティウォークには33名が参加し、5.5キロほど大阪市内を歩きました。募金に協力してくださった方は60名以上。合計15,363円を集めることができました。企画に尽力したメンバーの一人で、キャンパスチャプターとして活動する立命館大学TOMSAWYERの2回生、永田哲也さんが企画実施にあたって抱いた思いを綴ってくれました。
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大阪の人々にハビタットの活動を少しでも知ってもらう、興味を持ってもらう、これを目標にかかげ取り組んだHYLB。「いつもとは一味違った広報活動で、自分たちも楽しめる企画を作りたい」、そう意気込み、どのようにすればより大阪の方々が目をとめてくれるのか、看板づくりや募金を集める際に伝えるメッセージ、メンバーの服装など、ひとりひとりが意見を出し合って企画を考えました。

当日、桜がきれいに咲いた大阪を舞台に心斎橋、大坂城、長居公園、京セラドームの4つのグループに分かれ、駅前などを中心に募金活動、そして各グループがゴミ拾いをしながら歩いてゴール地点である通天閣を目指しました。

雨の心配もしていましたが、青空のもと参加メンバーが無事に募金活動、そして清掃活動を終え、通天閣に集合することができました。メンバーからは、「達成感を感じた」、「思ったより多くのゴミに驚いた」、など新鮮な意見を聞くことができました。



募金をしてくださる方はもちろん、どういう活動をしているのか尋ねてしてくださる方やビラを受け取ってくださる方、「頑張ってね」と声をかけてくださる方、ひとりひとりが私たちの力となりました。これらの反応は私たちの思いが伝わった証拠でもあるので、本当に感謝の思いがつのりました。大阪という場所でこの企画を実施したことによって、住民の皆さんと私たちが繋がり、私たちを通してボランティアが身近にあるということを感じてくれたのではないかと思います。


こうして支援の輪が広がっていくのではないかと改めて実感した私は、もっと多くの人に私たちの活動について知ってほしい、と思うようなりました。実際にこのようなイベントを企画したことで、自分たちの思いを伝える難しさを体感することができました。今回の企画を通して学んだことをこれからの企画にも役立て、より多くの人が興味を抱き、ハビタットの活動を通じて一緒に取り組める貧困問題があることを知ってもらいたいと思いました。




これからも募金活動、広報活動など、さまざまな企画を作り上げていく予定です。この企画に協力してくださった各キャンパスチャプターのみなさま、大阪のみなさま、本当にありがとうございました。


2016年4月8日金曜日

今こそ、できることに挑戦しませんか?~学生が海外ボランティアをする意義~

こんにちは!今日からハビタット・ジャパンで学生インターンを始めた村田です。ハビタット・ジャパンの学生支部として活動するキャンパスチャプターの一つ、関西大学MusterPeace代表の坂本さんに、「若者が海外ボランティアに参加する意義」について、経験を交えて考えをまとめていただきましたのでご紹介いたします。坂本さんはMusterPeaceで代表を務めながら、この春、25人のメンバーを率いて海外建築ボランティア「Global Villageプログラム(GV)」に参加。フィリピンのバタンガスで住居建築活動に取り組みました。若者、特に大学生だからこそ経験できる活動を通して得たものは何か、そのヒントを与えてくれています。

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私はこれまでに3回GVプログラムに参加し、海外でボランティア経験を積んできました。GVの内容は毎回異なるもので、いつも面白さを感じています。そこで若者、とりわけ学生がボランティアに参加する意義が何なのか、自身のGV,そしてキャンパスチャプターでの活動経験を交えてお話ししたいと思います。

私は小学生から高校まで野球一筋の生活を送っていました。大学に入り下宿を始め、新しい環境を迎える中で「どうせなら新しいこと、今しかできないことをやってみたい」、そんな思いを抱きました。そして、友人の紹介がきっかけで、ボランティアサークルに入ることを決心しました。そこで出会ったのがMusterPeaceのメンバーです。MusterPeaceのメンバーに加わってから迎えた大学1年生の夏休み、初めてGVに参加することができました。毎日が楽しい」、そう思った気持ちが今でも一番記憶に残っています。また、2週間という限られた時間の中で、私たちのチームが携わった2軒の家建築が完成に近づいていく様を身近に見ることができ、充実感で一杯になりました。その後、昨年、今年の春と続き、GVに参加しました。そこで、ただ“楽しい”だけでなく、自分たち学生が支援の担い手として海外で活動する意味、そして自分だからこそできることは何なのかをじっくり考えるようになりました。私が出した答えは、学生の強みはひとりひとりが型にはまっていないことだと思いました。

大学生になりたての頃は、将来のビジョンがはっきりしていない人が多いと思います。だからこそ、4年という限られた時間を使い、いろいろなことに挑戦することで、将来自信をもって生きていけるようになると思います。その経験のひとつがボランティアであり、GV、キャンパスチャプターの活動はその経験を提供してくれているのではないのでしょうか。GVは、現地に赴き、価値観の異なる方と出会い、建てる、というボランティア活動を通じて、現地の家族の生活の一部に携わることができる。時間に余裕のある学生だからこそできるボランティア活動、そして支援だと私は考えています。

また、GVに参加したいと思う若者の興味や関心はひとりひとり異なります。異なる価値観を持つ同世代と出会えるのは、日本全国から集まる学生団体を持つハビタット・ジャパンのキャンパスチャプターだからではないでしょうか。


GVへの参加、そしてキャンパスチャプターとしてのこれまでの活動を通して、ひとつの物事を真剣に考え、周りの仲間だけでなく、大学の垣根を越えてさまざまな若者の価値観をいかしたいと思うようになれたのは、キャンパスチャプターのネットワークを生かし、同世代の話をたくさん聞いてきたからだと思います。小中高と違い、選択肢の多い大学生活。だからこそ、たくさんの情報を得て、後先考えずに、今しかできないことを取り組んでいってほしいです。

2016年3月12日土曜日

事務局:タイの家族と家を建てよう! ~高校生の声~

3月2日~3月10日の期間、タイの首都バンコク近郊でボランティアとして住居建築活動に参加した立命館守山高等学校2年生の生徒さん達26名。今回は彼らが現地で見たこと、感じたことを同行した事務局スタッフ岡部のインタビュー記録をもとにお届けいたします。

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~チームをまとめるリーダー・荒木くん~
荒木くんは、インタビュー始めにこのGV活動が第1希望でなかったことを素直に話してくれました。(立命館守山高校はアメリカ、オーストラリア、カナダでも海外研修をされています。)しかし、初日にホームパートナーであるラチャノクさんの住んでいる家の紹介写真で驚き、さらに翌日、実際にその家を見て驚いたと言っていました。リーダーである立場から、自分より先に他人の事を考えられるように!というのをモットーにチーム全体の進行状況や体調管理など纏め役として日々奮闘しています。ラチャノクさんを含めタイの人々の“生きる力がすごい!”と圧倒されながら、毎日学びながら成長している様子が伺えました。


                                  
 ~頼れる女子リーダー・晴菜さん~
陰ながら女子リーダー的存在になりつつある晴菜さんは、ハビタットと連携したGV活動に参加したいというのが、守山高校に入った一つの理由だったと教えてくれました。高校内にあるPray for Japan(PFJ)というボランティア活動を主に行っているサークルメンバーでもある晴菜さんは、3年生の中に混ざって東北の仮設住宅訪問へ行ったりもする行動派女子。守山高校の女子生徒さんは混ぜるのが大変なセメント混ぜも率先してやってくれていますが、晴菜さんもやはりこの混ぜ作業が一番大変だと言っていました。しかし、土台から作っている家が日々出来上がってくるのが見える達成感があると言っていました。


 
~果敢なチャレンジャー・古澤くん~
やんちゃだけれど大変な仕事に自ら突っ込んでやろうとする古澤くんは、ただ英語を学ぶだけじゃないこのGVボランティアがやりたくてこの活動を選んだと話してくれました。みんなが口をそろえて大変だというセメント混ぜを率先して毎日のようにやってくれています。それについて聞くと、大変だけど楽しいし、疲れるから嫌だとは思ったことはないとのこと。なんと頼もしい!ラチャノクさんについても、最善とはいえない家に住んでいるけれども下を向いてないし、フレンドリーで明るいと言っていて、現地スタッフともサッカーを一緒にしたりとコミュニケーションを上手くとっています。ワークがお休みの日、スラムを訪問した感想では、悪臭が漂い、衛生とはいえない生活環境に自分は住めないと思う、そう話していました。ただ、そこにある幼稚園を訪問した際は日本の幼稚園児よりも明るい児童に出会い、全員が楽しそうに見えたと話し、スラム訪問で何かを感じ取っていた様でした。


                                    
 ~縁の下の力持ち・玲さん~
静かに黙々と仕事をこなしていく玲ちゃんもボランティアを通して人の役に立つことをしてみたかったと、このGV活動を選んだ理由を教えてくれました。初めてGVサイトを見たときは、トタン屋根の崩れそうな家でちょっと怖い印象を持ったそうですが、得意ではない英語で会話しようと毎日奮闘しているようです。7日目(最終日)にはもう少しちゃんと会話して仲良くなれればいいなと、希望を持っています。スラム訪問で、バンコク市内の高層ビルが立ち並ぶ直ぐ下にはゴミだらけで臭い劣悪な環境の中で生活している人々を見て、お金だけでは解決できない何かがあるのではないかと感じたと言っていました。その日の午後にはタイの大学生達と交流し、一緒にトゥクトゥクに乗ったりマーケットに買い物に行ったりと、タイの観光も出来て楽しそうでした。


~まとめ~
どこの国にもある貧富の差は、高校生のみんなが日本で実感することのない現実のようでした。タイでスラム訪問したり、タイの学生さんと交流することで、生徒さんの中には悶々とした思いを抱いている子もいました。ボランティアなんて自分のエゴなんじゃないかと言っていた生徒さんもいました。しかし、今回のGV活動の一番の目標は最終日までにラチャノクさんの新しい家を完成させること。インタビューした生徒さんみんなが口をそろえて言うのが、「ラチャノクさん一家のみんなに笑顔になってほしい!」。ラチャノクさんがお子さん、お孫さん、家族一緒になって住める家を建てるために、わずかな日数を精一杯、完成に向かって力を合わせていきたい。そんな気持ちが守山高校の皆さんからひしひしと伝わってきました。小さい物事が大きいものに繋がってゆくというのを信じて、これからも様々なことに頑張って欲しいと思います。