2014年7月26日(土)、日産自動車の社員ボランティア11名が宮城県美里町でのホームリペアに参加しました。地震被害を受けた佐々木さんのお宅の修繕作業をお手伝いします。
山崎さん |
日帰りというタイトなスケジュールで、時間を最大限有効に活用するため仙台駅から美里町の活動地に向かうマイクロバスの中で自己紹介。異なる部署や事業所から集まったほぼ全員が初対面の状態からのスタートでした。
到着後、素早く食事と現地スタッフからのオリエンテーションを済ませて、すぐに作業開始。手際よくチームに分かれそれぞれ受けた指示のなかで作業を分担し声を掛け合う様子がとても自然で、順調なスタートを切りました。
ホームパートナーの佐々木さん |
佐々木さんは、昨年の春に旦那様をなくされてから現在は義母さんと2人暮らし。ご自身もお体が不自由ななか高齢のお母様の介護をしながらの生活のため、震災以降、家の修繕に費やす労力も時間もありませんでした。
家は地震の揺れで壁やガラス窓に亀裂が入ったままの状態で、見た目にも不安を感じさせたり隙間風が入ったりするだけでなく、今も頻繁に起こる余震のたびに崩れる土壁は強度を失っているため安全性にも問題がありました。
左端にいるのが松永さん |
作業中、モノづくりのプロとしてのプライドが光った瞬間も少なくありません。たとえば内壁を補強する作業を担当した3名は、まず補強部分の作業を一緒に確認し測量。その後ミリ単位で材料を切る作業、設置する壁部分の準備をする作業、設置に必要な工具やネジなどを準備する作業に役割を分担していました。
なかでも率先してコミュニケーションを取っていた姿が印象的だった松永さんは、「2011年にいわき市でがれき撤去のボランティアに参加したとき、一緒に参加した日産社員同士がチームとして一致団結し一つの作業をやり遂げた。それが(その会社で働く社員として)何よりもすごく嬉しかった」と話してくれました。
CSR部の井上さんは、帰路のバスの中でその日を振返って「ただお金を渡すだけでなく、社員が実際に参加する大切さを感じた」とボランティアに話しかけました。
今回のボランティア募集に対する日産社員の応募は実に160名以上。参加者の選定方法を尋ねると、所属も肩書きも年齢も見ずに志望動機のみを読み込んで、参加すべきだと思えた人々を優先したことを話してくれました。
今回のボランティア募集に対する日産社員の応募は実に160名以上。参加者の選定方法を尋ねると、所属も肩書きも年齢も見ずに志望動機のみを読み込んで、参加すべきだと思えた人々を優先したことを話してくれました。
佐々木さん、日産ボランティアの皆さま、ありがとうございました!
次週、日産ボランティアツアー後半戦として2チーム目が佐々木さん宅の作業を引き継ぎます。
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