神戸女学院大学は、2014年夏に学生支部として加わった、新たなハビタット・ファミリーの一員です。(ようこそ、ハビタットへ!)そんな彼らの学生支部として初の活動は、東北でのボランティアでした。緊張気味のHarapan Habitatのお二人から、レポートをシェアしていただきました!
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はじめまして!
神戸女学院大学 Harapan Habitatです。8月6日・7日に、私たちは岩手県大船渡市を訪れ、セルフ・ビルド支援とお祭りのお手伝いをさせていただきました。実は、今回が初めての活動の私たち。東北を訪れた二人から、ドキドキのレポートをお届けします!
そもそも、東北地方に行ったことがなかった私たちは、関西から現地へ向かうにも一苦労でした。1日二便の飛行機で仙台空港へ行き、1日4便のバスで大船渡市に向かいました。1日のほとんどを移動時間に費やすので、そう簡単に来られる場所ではない大船渡市で、貴重な経験をしました。
私たちは、東日本大震災の被災地の様子は、メディアを介してしか知りませんでした。そのため、津波で壊された家が残っていたり、瓦礫が積まれたままなのかな、という印象がありました。けれども、バスから見た大船渡の景色は、良くも悪くも真っさら。瓦礫が綺麗に無くなり、高台移転のためにかさ上げされた姿に、復興の早さを感じました。
1日目はセルフ・ビルドの佐藤さん邸へ。
その日は佐藤さんも驚くほどの暑さで、ニスを塗ったり床を掃除したりと、シンプルな作業がメインでしたが、アイスを頂きながら被災した方のお話を直接伺うことができ、復興支援の不届きな点やコミュニティの重要さを教えていただきました。佐藤さんのお宅にはこれまでこられた方の暖かいメッセージが残されており、そこに仲間入りできたことが嬉しかったです。
2日目は、文教大学の学生支部の皆さんと一緒に、木町の山車を引くお手伝いをさせていただきました。
天候が悪い中、子ども達と一緒に「よーい、よいどぉ」と声を出しながら山車を引けたのは貴重な思い出です。このように、震災の後でもお祭りなど楽しいことを続けることは素敵だと思いました。ほかにも、恋し浜駅や大津波資料館の潮目、大船渡屋台村、陸前高田市の「奇跡の一本松」に連れて行っていただきました。今回お世話になった板沢さんには、様々な経験の場を与えていただき、大変感謝しています。
色んなところでたくさんの人とお話させていただき、たくさんの気づきと学びを得て、私たちにももっと出来ることがあると実感しました。
今回東北を訪れたメンバーの一人は、東日本大震災が起きたとき、高校で演劇の卒業公演に向けての稽古していました。その公演の一部は津波をテーマにしており、その時の彼女は起こっている事実に真剣に向き合うことが出来ず、テーマを変えることにしました。その時のことがずっと記憶に残っており、何もできない自分、何もしない自分が嫌だったそうです。震災から少し時間が経ってからの参加になってしまい、本当に自分に出来ることはあるのか、遅すぎるのではないか、役に立てるのかという気持ちももっていました。
しかし、スタッフの方や地域の方々とお話をするうちに、不安な気持ちは薄れていきました。高校生のときには向きあえなかった問題に少しは向き合えるようになったのではないかというのが彼女の収穫です。
たったの2日間でしたが、とても充実した貴重な時間を過ごせることができました。東北の今を知ることができ、東北と一緒に成長していきたいと思うようになりました。ぜひ、また東北に戻って来たいと思いました。そのときは、もっと沢山の人とつながることが目標です。
今回お世話になった皆様、ありがとうございました!