2014年6月24日火曜日

国内:ボランティア体験談(東北その18)

5月24日・25日、大船渡市越喜来地区にて、セルフ・ビルド支援の「佐藤邸」完成式が行われました!

沢山の人たちが、佐藤さん(仮名)の門出と新居の完成を祝おうと、駆けつけてくれた今回の完成式。過去にセルフ・ビルド支援に参加してくれた刑部さんに、お話を聞きました。

なぜ大船渡を再訪しようと思ったのですか?


2014年3月29日から30日にダウ日本のボランティアチームとして セルフビルド作業に参加してから2ヶ月経ち、佐藤邸の現在の様子を知りたいとともに、前回の訪問で出会った大船渡、越喜来の地元の方々に是非またお会いしたいと思ったからです。残念ながら完成式に参加出来なかった弊社のボランティアチームのメンバーからのメッセージカードを佐藤さんにお渡しするとともに、完成式の様子をメンバーに報告させていただきました。

今回の完成式で一番印象に残った事はなんですか?

完成式での、ハビタットの徳地さんのお言葉が印象的でした。
佐藤さんの「一番最初は必ず失敗するものだから、自分が実験台になる。その失敗を、次に建てる家に活かしてほしい」との発言に感銘を受けて、佐藤邸のセルフビルド支援を行うことを決めたとのことです。一つの家の「完成式」であるだけではなく、セルフビルド支援事業の完成という東北復興において重要な意味を持つ場面に立ち会うことができたことに感謝いたします。


今後ハビタット・ジャパンとやってみたいことはなんですか?

東北でのボランティアに参加し、まだ復興の途中であることを実感いたしました。完成式にはハビタットが現在宮城県で進めているホームリペア(住宅修繕)事業のスタッフの方もご参加されて、越喜来の公民館の修繕作業の指導をされておりました。機会があれば、宮城のホームリペア事業にも是非参加してみたいと思います。

最後に、メッセージをお願いします!

佐藤さん、新居のご完成おめでとうございます。新居での新たな生活に微力ながら貢献できて光栄です。大船渡、越喜来の方々には、いつも温かく迎えていただき、ありがとうございます。訪問する度に大船渡、越喜来への愛が強くなっていくのを感じます

今回の完成式には、大学生、社会人等様々な世代、立場の方が参加されていましたが、そうした違いを超えて最高のチームワークでした

今後もダウ日本としてハビタットの活動に携われる機会があり、参加を迷う社員がいれば是非参加を勧めたいと思います。このような機会を与えていただいたハビタット・ジャパン様には感謝いたします。



刑部さん、どうもありがとうございました!



2014年6月17日火曜日

東北スタッフ便り(その33): セルフ・ビルド支援 12

WEEK24-3004070525 ほぼ二か月の追い込みとほぼ完成式

大変ご無沙汰しております、大船渡の徳地です。前回のご報告から二か月もたってしまいました!
ごめんなさい。ほぼ二か月追い込みをしていたと思って許してください。_||

あれから、作業としては以下のようなものがありました。
     ① 膏ボードを壁に貼る
     ② 床を貼る
    ③ 天井を貼る
    ④ 石膏ボードのつなぎ目をパテ処理する
  (パテを塗って、けずって、また塗っての繰り返し!!)
   ⑤ 壁にペンキを塗る


等の作業がありました。中でも印象的なのが、石膏ボードを壁に貼っていく作業。先日枠などにいれたボードのための隙間も意識しながら、ボードを適切な大きさに切って、それを壁に貼って行きます。


石膏ボードは防火性があり、命を守ってくれる大切なものですが、実はこれが大変もろく、壊れやすいうえに、大変重いです。その壊れやすいものが欠けないように慎重に慎重にやっていく、これをみんなで手分けして力を合わせてやって行く。


そのチームワークの美しさ!



そして525日に(ほぼ)完成式が行われました!普段無口な施主の佐藤さん(仮名)も、全身の勇気を振り絞って、蚊のような細い声で、みなさんに感謝の意を述べていたのが印象的でした。全国、地元から総勢50名ほどの参加者を家の中に招き入れ、完成式を行いましたが、改めて、本当に多くの人に関わっていただいたんだなって思います。多くの人が関わって、多くの人の想いが集まって初めて可能になったんだなって、徳地はなみだを浮かべながら感じました。

 ほぼ完成式ということで、実はまだちょっと作業は終わっていないので、これから思いを形にしたいという方も引き続き募集してますよ!!!
是非是非!

また、もし今まで参加したことある方で、

施主の佐藤さんにメッセージなどを届けたければ、是非連絡ください!
宜しくお願いいたします。