2013年4月18日木曜日

事務局:東北スタッフ便り(その1)

【東北スタッフ便り 2013.04.18】

岩手生まれの埼玉育ち、宮城オフィスの大谷です。



ハビタット・ジャパン宮城のボランティアベース、野蒜小学校3Fの音楽室から、東北駐在スタッフ便りをお届けします。


桜も咲いて、暖かくなって、春はボランティアの季節ですね。さて、今回は、ボランティアさんからのよくある質問について、回答してみたいと思います。


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Q:ボランティアがいない日は、何をしてるんですか? 

A1:ボランティアがいなくても、支援活動が必要な日があります。緊急性の高いものや細かいニーズに関してはスタッフ(&現地ボランティア)で対応しています。
A2:適切な支援を行うための調査、調整を行います。復興が進むにつれて、より綿密な事前準備が求められるようになってきています。
A3:ハビタットでは、被災家屋修繕に関わるコンサルティングや工事費の支援など、ボランティアさんがあまり関わらないタイプの支援も行っています。
A4:支援団体の活動は寄付や助成金で成り立っているので、みなさんに「ハビタットの支援はよい支援だからぜひサポートしたい」と思ってもらえるよう、事前と事後に計画書や報告書を作成したりもします。
A5:東京本部と現地間での調整も、随時行っています。必要に応じて、東京本部に出向くこともあります。
A6:ほか、地元学生にボランティアのことを知ってもらうために大学を訪問するなど、今後の支援を広げていく方法を模索しています。


Qお休みの日は、何をしているんですか?
A、復興支援に休日はありません。

Q復興は進んでいるんでしょうか?
A:着実に進んでいると思います。ベースのある東松島市でいえば、目に見えるがれきはほぼなくなっていますし、新しい建物も増えてきています。高台移転先の造成工事もはじまり、復興に向けて大きく動き出している雰囲気はあります。ただし、被災状況やアクセスの良し悪しなどが原因となって、被災者間、地域間での格差は広がっていく傾向にあります。家族を失って立ち上がれない人もいますし、仕事を再開できていない人もいます。女川町の離島、出島のように、いまだにがれきが残っている場所もあります。今後の支援においては、復興から取り残されてしまう人たちにしっかり目を向けていく姿勢がより重要になってきます。

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それでは、今日はこれから、地元の食堂やお店や遊び場でお金を使うことで復興支援をしてきます!


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